ひげ |
ひげってありますよね。ひげ。 男にはたいてい生えてるもんです。あまぎさんにも例外なく生えています。 あまぎさんは髭が濃いほうなんでしょうか?怖くて人に聞けません。最悪のケースを考えて、『超濃い』と考えておきます。 ただ、超濃いかもしれませんが、いびつな生え方をしてないのでまだ救いがあると思います。思いたいです。 たまに頬まで生えていたり、 「どっからもみあげ?」 な人がいますが、あんな風には生えていません。鼻の下と、あごに生えてるくらいです。 で、毎日剃るんです。朝に。安物の電気シェーバーで。これがまたなかなか剃れません。 安いからと言われるとそれまでなんですが、同じところを何度も繰り返し剃るのは正直言って飽きてきます。 ウィー ジョリジョリジョリ ウィー ジョリジョリ ウィー チッ 最後のは剃り残しを捕獲した音です。ときどき妙に長いのがいたりするんです。おそらく、それまで逃げ切ってきたつわものなのでしょう。 主に、口の横やあごに多いです。 安物電気シェーバーに愛想をつかして、電動じゃない髭剃りをたまに使うことがあります。 土曜などの休日で次の日が休みのときです。なぜだかはよくわかりません。特にこだわりはないです。 ただ、電動じゃない髭剃りを使うときは精神を集中してしまうので疲れてしまいます。だから平日はやらないのかもしれません。 さて、電動じゃない髭剃りは主に風呂場で使います。ひんやりジェルをあごとかに塗りたくって、しばし待ちます。 CMのイメージ通りにしんなりなったかな?と思ったら作戦開始です。 まずは、左鼻の下から攻めて行きます。自分の中では右から攻めたいんですが、鏡を見てるので左です。なんでかはわかりません。 幼少時代のなにかがトラウマになってるのかもしれませんね。どんなトラウマだ。 髭を剃るときは下から上に剃ります。CMだと上から下に剃って、 キレテナーイ なんて言ってますが、あんな剃り方ではちっとも剃れません。あ、安物だからか。 とにかく文句言ってもしょうがないので、安物で剃ります。下から上に。【下から上ムーブメント剃り】と呼ぶことにします。 剃刀負けに気をつけながら左の髭剃り作業をこなします。 剃ったら鏡を見ます。左だけつるつるになった顔は滑稽です。思わずにんまりしちゃうな。 次はおもしろ顔を惜しみつつ、右の作業に移ります。右はあんまり世話をかけないです。左に注意を払いすぎるせいでしょうか。 散漫なせいか、よく剃刀負けになります。あまぎさんの剃刀負けは右に発生するんです。どうでもいい情報です。 鼻の下を剃り終えたら、今度はメインディッシュ。あごひげの番です。鼻下ひげより剃刀負けする可能性はぐっと低くなるものの、 やはり強敵です。【下から上ムーブメント剃り】の髭剃り手法でも剃り残しが発生します。 この辺が、濃いかどうかの境目なんでしょうか? そもそも『濃い』ってのはどういうことでしょうか?ひげが硬いのか、太いのか。剃りやすいのか剃りにくいのか。 いろいろな意見がありそうなんで、各方面には聞かないことにします。 少々脱線しました。戻します。いつも脱線してる気がしますがいいでしょう。別に。 あごひげへの対応ですが、まずあご最深部より【下から上ムーブメント剃り】で中央突破を図ります。愉快な剃り跡を見て、ケラケラ笑ったら、 次は左あご下からまた【下から上ムーブメント剃り】を施します。最後は右あご下から以下同文。 さぁ、終わったと思うのはまだ早いです。【下から上ムーブメント剃り】1回では剃りきれない猛者が存在することを我々は常に念頭に置いておかなければなりません。 というわけで、左手であごを撫でながら猛者を探します。見つけたら【下から上ムーブメント剃り】で対応します。 存分にあごを撫でまわして、剃り残しがないことを確認したら終わりです。ここであまぎさんは勇者になれます。心の中で、 『なかなか手強かったぜ。』 なんて台詞を言ったか言わないか。そんな感じで電動じゃない髭剃り作業は終了します。お疲れ様でした。 そして、朝になってもう伸びてきた髭に憤慨しながら電気シェーバーでまた剃るのです。剃り残しをしっかり残しながら。 |
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