過ぎ去りし、過去


 つい最近まで、とあるゲームに没頭していた。

FINAL FANTASY VI ADVANCE(ふぁいなるふぁんたじー6あどヴぁんす 以下略:FF6GBA、FF6)

確か、高校時代にSFC(すーぱーふぁみこん)で登場。

当時、ド田舎暮らしでやることがなかったあまぎさんはくそ高いそのソフトを自腹で購入。
そんな年季入った一品が、昨年11月末?GBA(げーむぼーいあどばんす)で生まれ変わり発売されました。

さて、あまぎさんは通勤途中ひまなのでipod shuffle(過去モデル)で音楽を聴くか
ニンテンドウDS(ピンク)に勤しむか。の2択である。
実はこのゲームをプレイする前に5をクリアしてたりする。まぁそれは置いといて。
このFF6GBA。画像はSFCとまったく同じである。クリア後に追加特典があるが。
あまぎさんは当時を思い出し、なつかしく思いながらプレイした。ただひたすら。
つい1週間くらい前か。プレイ時間が99:59になった。これ以上時間は進まない。表示の限界である。
レベルはというと、キャラ全員が99。これもMAX値。HP:99999、MP:999である。
まぁやったことがないとわからないと思う。これ以降はあまぎさんの自己満足なので、
わけわからんよーという方は読む必要はない。どんだけ暇人だったかを後世に残すべく以下、続ける。




さて、このゲーム。何も考えずにレベルを上げていくと、どのキャラもHP:9999にはならない。
また、MP:999も一部のキャラはならない。これをどうやってMAXにするのか。
FF6はレベルを上げるときに「魔石」というものを装備させておくとボーナスがつく。
それは、レベルアップと同時にHP+50%、MP+30%など。この50%というのは増加分に作用する。
レベルアップする際に、HPが20ポイント上がるとする。このとき、HP+50%ボーナス付き魔石を装備させておくと
HPが20+20×0.5=30ポイントあがるということである。簡単な算数だ。
HPはレベルによって増えるポイントが異なる。10上がるときもあれば、5しか上がらないときもある。
当然、10上がるときに魔石を装備したほうが増える。ちなみに他のステータスも魔石によりボーナスがある。
ちから+2など。ちなみに魔石は1つしか装備できず、ボーナスも1つだけなのである。
各キャラクターは何もしなくてもHP:9775くらいまではあがる。実に中途半端だ。
ここで、魔石の出番である。しかし、MAXまで足らないのはたったの224。レベルの上限は99なので、ステータスアップする時期も限られてくる。
ここで計算し、224を補えるレベルでだけHP+50%魔石を装備させる。
先人たち(重度のゲーマー)の調査により、レベル69〜71の間で3回、HP+50%魔石をつければ全てのキャラがHP:9999になるそうだ。
ここで、レベル69〜71までに装備する魔石は決まった。では他のレベルでは?
このゲームはドラクエと違い、ターン制ではない。アクティブタイムバトルという。
各キャラが行動ゲージというものを持っており、それが満タンになったら行動できるという、FF5以降をやったことがある人にとっては常識のシステムだ。
このゲージの溜まるスピードは「すばやさ」というステータスに依存する。すばやさの値が高ければ高いほど溜まるスピードが速くなる。
行動ゲージが早くたまるということはそれだけ何回も行動できるということだ。重要なステータスということになる。
そこで、すばやさ+1魔石などを利用する。しかし、前述したようにレベルは99までしかない。さらにレベル69〜71は予約済みだ。
ではより速くするためにはどうすればよいのか。魔石はゲームの後半になればなるほどボーナスのよいものが出てくる。
つまり、ゲーム後半のよい魔石がでてくるところまで、できるだけ低レベルで到達する必要がある。
こういうRPGは攻略できなくなってくるとたいてい「レベル上げ」というだるい作業に興じることになる。
しかし、このゲームで目的(HP:9999)を達成しようとするとそれを拒否しなければならない。まぁだるい作業だからやらなくていいなら願ったり叶ったりだ。
さて、後半でもらえる魔石に「すばやさ+2」というとってもお得なものがある。名を「サボテンダー」。
ジャボテンダーという見た目はまんまサボテンなのだが異常にでかいふざた奴を倒すと落としてくれる。これがどうして極悪なのである。
とりあえず敵の情報をまとめると

お名前:ジャボテンダー
攻撃:はりせんぼん(回避率無視。固定1000ダメージ)
   毎ターン はりせんぼん×2、4×nターン目にはりせんぼん×4
   HPが0になったらはりせんぼん×10
防御:200くらい/MAX:255。サボテンの癖に異常に硬い。
回避:200くらい/MAX:255.サボテンの癖に異常にすばやい。
HP:30000くらい?
MP:10000くらい?

対してこちら。

メンバー4人
レベル平均11
HP:平均600
MP:平均200

こちらの物理攻撃は、まったく当たらない。回避率が200を超える。MAXが255なのでこれがいかに高いかわかると思う。
ジャボテンダーの攻撃は「はりせんぼん」。固定でこちらに1000ダメージを当てる、回避率無視攻撃。こちらの回避率が255だったとしても当たる攻撃だということだ。
さて、なにはともあれこちらの攻撃を当てないといけないが、普通に攻撃しても当たらない。魔法を使えばあたるがこちらは低レベル。ちなみにレベル11だ。
強力な魔法というのは消費するMPも大きい。正直2発撃ったら終了ー。だ。これでは30000ものHPを削れない。
かといって、ちまちまやってる暇もない。なんせ相手は固定1000ダメージを1ターンに2回当ててくる。こちらは1ターンで一気にメンバーの半分が死ぬ。
普通にやったら2ターンで終了だ。
しかし、先人たち(重度のゲーマー)はすごいもので、こんな相手にレベル6で勝ってたりする。レベル6で勝てる方法があるんならレベル11のあまぎさんが
勝てないはずはない。暇すぎるあまぎさんはこのでっかいサボテンに勝つ方法を探した。
いろいろやった結果、1つ方法が見つかった。いろいろってのは正直無理があった。ジャボと戦う前の下準備があまりに過酷なのだ。
中途半端に進めてたあまぎさんはその過酷な作業はやりたくなかったので手っ取り早く勝てる方法を探した。そうその方法は

「ジャンプ」攻撃ではりせんぼんを避け続けてMPを0にしてしまおう。

「ジャンプ」というのは特殊攻撃のことで文字通り、ジャンプする。1ターンは空中で、敵の攻撃対象からはずれ2ターン目に着地と同時に敵へ攻撃。
しかも、防御無視なうえ回避無視。素敵な攻撃だ。
ようはジャンプしてる間にはりせんぼんやらせて、終わったら着地と同時に攻撃。でまたジャンプの以下略。
さらにMPが0になるまでやり続けることで最後に来るはりせんぼん×10というふざけた攻撃も無効化できる。
ちなみに、はりせんぼんはMPを消費する。1発で50.
さっそくやってみた。タイミングがよくわかんない。ジャンプして攻撃したら徐々に追いつかれて、はりせんぼん×4がとんでくる頃にばっちり着地。
ふざけんな。大体にしてすばやさで負けてるんだから、ジャボテンさんの行動ゲージがたまるほうが早い。そりゃいつか追いつかれる。なんか追いつかれる感じがわかってすごくいや。
なにも一番いやなタイミングで追いつかなくてもと思うが。
だが、レベル6でいけるはずなんだ。何が足りない?
攻略をよく読んでみた。

逃げるコマンドを利用して「逃げられない!」と表示させると敵のスピードを遅らせることができる。

おぉ。そんなことをしないといけないのか。そりゃやってなかった。さっそくやってみるか。
揺れる満員電車の中、でっかい男がピンクのDSに必死になっている姿はなんとも滑稽だろう。だがこっちは必死だ。
そして、帰りの通勤時間30分近くを消費してようやく「MPが足りない!」とジャボテンさんに表示。
こうなったら、あとは適当に攻撃するだけで勝てる。相手はでかいだけで何もできないまさにうどの大木。サボテンだけど。
こうして、めでたく「すばやさ+2」魔石サボテンダーをゲットしたあまぎさんはこれからまた、苦痛の「レベル上げ」に興じていくのであった。


ここまで読んだ人すごいですよ。書いてて途中訳わかんなくなってきたけど、量が多くて誤字直さずに突っ走ってみました。誤字があるかどうかもわからん。
まぁ、わかったことは重度のゲーマーはすげーってこった。あまぎさんも片足突っ込んでる気がしないでもないけど。
みたいな。


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